8月焼き上がり!

2017年08月04日 22:32

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先日、ちょっとした用事があったもので、学生時代に下宿していた京都の上賀茂あたりへ行ってきました。
気が付けば卒業して20年ほど経ってしまった感じなので、なんとも懐かしい思いに心囚われました。
「よし、今日は久々のあそこで昼食を食べよう!」
用事も終わって、テンション上がって思い出の飯所へ行ってみることに決めました。一人ワクワクと。

一件目「コンビニにかわってるかぁ。しゃーない次行こ」
二件目「あ、ないわテナント募集」
三件目「建物ごとない!駐車場に変身!」
四件目「えっ。道ごと変わったパターン!全然わからん。ここどこ?」
全然なくなっているんです。思い出の店。
「町も随分変わったか…」
段々テンションが下がる。が、舌は完全に思い出の味を求めている。
「もうウロウロ1時間ほど経ったな。いい加減にせんとな。特別思い出深いって店でもないが、あそこにあった蕎麦屋。あれで最後にしよう。90%ないだろけど」
そして、車で店前をゆっくり通ってみる。と、なんとあるんです!
でも。なんか。完全に古びている…。人けも感じない…。
「きっと、その後さびれて、そのまま惰性で続けてきて、今じゃオジイ店主のボケ防止のためにやってる店になっているのだろう」
「きっと、こだわりを失ったダシ汁には覇気のない蕎麦がグッタリ浮いているのだろう」
「きっと、注文して何十分も待たなければ品も出てこないのだろう」
「きっと、汁に指がつかったまま、お椀をヨロヨロ持って来るのだろう」
さまざまなネガティブな憶測が一瞬で判断を導く。
「かたじけない。それはよう食わん!」
自然と車は店前をスル―。
通り過ぎたところの交差点の赤信号にかかる。
そうして、信号待ちをしている間に今度はこんなやつが頭に登場してくる。
「待てよ。また探すのか。無理だろ」
「たとえまずくても今日はいいのではないか。思い出を食べに来たわけだし…」
「よし。行っちゃろか!今日のおれは一味違う!で行ってみっか。やべー指そば食ってみっか!」
車をバックして駐車場へ。妙なテンションのまま扉をガラガラ、中へ…。
「あれ?意外と店内人いるのね」
ちょっとホッとして、鴨なんば蕎麦を注文。
待っている間にドンドンお客さんが増えてくる。活気に溢れている。あれあれ?
大して待たずに出てきた鴨なんば蕎麦。一口食べたらびっくりの美味さ!
「えっ。こんなにここの蕎麦美味かったんや(大感激)」
「疑ってすまぬっ!オワコン扱いすまぬっ!切っ腹っ!」
内心取り乱すほど美味しくてウキウキです。来てよかった!
そうなるとお店の人になにか一言伝えたくなる気分に…。
「20年ぶりに来たんです。変わらず美味しい蕎麦ですねー」かな。
「こんな美味しい蕎麦20年ぶりです!前にここで食べた以来!!」かな…。

汁まで飲んでお腹いっぱい大満足!
で、最後僕が店員さんに言った台詞は…。
『ごちそうさまでした』
20年経っても、僕のチキンハートもそうそう変わりませんなぁ(汗)
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7月焼き上がり!

2017年07月02日 18:47

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思うに…
「理想があるから前に進んで行ける。理想があるから苦しくなる」ってことだな。
理想と現実の狭間に「苦しみモンスター」が住んでいると。
バランスが大切ってことか。そうか。
そういえば、昔のテレビCM(車だったと思う)で織田祐二が言ってたな…
「プライドを持つ。プライドを捨てる。両方出来なきゃダメなんだ!これから散歩です!」って。
こんな感じか。ちょっと違うか…。

理想の形が頭にあって、一生懸命やってみるんだけどなかなかポンとそこにたどり着けない。
いくら考えても努力しても、やはり急に簡単にはたどり着けない境地があります。
僕は陶芸を続けていく中で、たまにそういうことに出会います。
ジレンマは想いが深いほど苦しい。向き合うほどに辛い。
ただただ、もがく…。
でも出来ない。
一休みで深呼吸。
「もうちょっとやってればたどり着くはず!」
が、着かない。
「これを抜けたら答えがあるはず!」
が、なにもない。
グツグツ煮詰まる。モヤモヤ悩み。自信をなくす。
「自分は自分らしくいればいいんだ!」苦し紛れの捨て台詞。それでも理想は簡単には消えてくれない。
「理想が身を突き動かし、理想が苦しみを生む」のスパイラルスパイラル…。
で、なんだかんだでやけっぱち。
そしてようやくその執着を手放すことを覚える。
薄れて忘れてどうでもよくなった頃…不意に出来るようになるものごとってあるんですね!

僕は最近、20年ぐらい前に憧れた形を、今なら臆せず形作れることに気が付きました。
悶々としていた20年前ほどの自分を思い出し言います。
「今かよ…」
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6月焼き上がり!

2017年06月03日 20:50

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穏やかな日差しがここのところ気持ちいいですねー。
一年のうちで№1快適丁度いい日は5月にあるかもなと思ったりしとります。

肌の感覚で四季をわけるのならば、今年は5月19日からが夏です。決まりました。
なぜならその日の日差しがなんか夏っぽい感じだったのと、今年一番目の蚊に僕は刺されたんでね。(よりによって頭を刺しよってからに!)5月19日の教室に来ていた会員の方々と決めたんです。
「今年は今日から夏ってことでいい?」
『いい』
っていう会議で(笑)

穏やかな日差しの中、僕は少々寒い思いを致しました。
こんな場で自らのネガティブな情報をわざわざさらすというのもなんなのですが…。
教室のイメージにもよいものでもないのですが…。
声援をおくってくれた会員の方々もおられましたので、勇気を持って発表致します。
今年の始めに出展した陶芸の公募展、落選という結果になりました…。
賞金の一千万円での宴は夢となりました(T_T)

まあよいのです。
まあよいのです。
幸せとは、目標地点にあるものではなく常々の状態にあるものなのです。
幸せとは、目標地点にあるものではなく常々の状態にあるものなのですから。   by表キムラ


オイッ、2回言ってやったぞ。こんにゃろ!
宴は。パーティーは。あくまでも延期だー。え・ん・き!
オイッ、一千万円。今度はオレんもんだー!耳揃えとけー。んにゃろめーー!    by裏キムラ(またの名を号泣議員(T_T))


応援してくれた方々ありがとう。精進します!
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5月焼き上がり!

2017年04月30日 18:35

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「死んだら人も酸化焼成!」
なんて冗談めかしに言ったのは陶芸作家の鯉江良二さんだったと思います。
陶芸とは何か?焼き物とは何か?
何を何度で焼いたものを焼き物と呼ぶのか、は実は正確な定義はないんです。
思えば、粘土を天日にさらせばもう焼き物を焼き始めているということになるのかな?太陽の熱で。
(じゃ、我々は毎日出勤時間とかそこそこ焼き物だったのかっ。日差しきついぞ!はっ、それでいうと高校球児なんて随分焼けてるぞ。大丈夫かっ!ってね。ま、無視でいいですよこれは…)

陶土は570度くらいから土の分解が始まり、700度までには土から陶へと変化します。
つまり、水につけてももう土には戻りません。
やはりこの変化あたりからが陶芸なんでしょうかね?
個人的には本焼き(釉薬が溶ける、または土が焼き締まるあたりの温度)はやはり重要だと思いますが。
「ものが変化する」そこに魅力と興奮を感じますから。

28歳ぐらいで初めて自分の窯を持った時はホントに嬉しかったです。
中古のものだったけど大満足。(今思えばその窯の話をくれたのは、今をときめく陶芸作家の村田森先輩だった。感謝!)
どのくらい嬉しかったかというと…
窯ゲット記念パーティーを友人達と海辺でしたぐらいに…。
そして、僕は嬉しすぎて全裸で海に飛び込んで泳いだぐらいに…。
で、海から上がってきたら友人がバーベキューの火で僕のパンツを燃やしている悪ふざけ。それでもご機嫌なぐらいに…。
相当嬉しかった!

作陶人生の中で、素焼きのものにアクリル絵の具で色付けして作品にしてみたこともあるのですが、何かが物足りなかった。
それは仕上がりの色や雰囲気、細かなディテェールが物足りなかった。のもありますが、
実は本当は、本焼きの蓋を開ける気持ちの高揚感が物足りなかったのが一番の理由だと思います。
「どうなったん?ドキドキ」これですね!
伸るか反るか!この感覚が中毒みたいになるんですよ焼き物は。
陶芸好きはみんな陶芸ジャンキーですよ(笑)

「自分でやれるだけやる。そして最後は火にゆだねる」
これは作陶の醍醐味だと思います。
そして僕はこの成り立ち自体に社会で生きていく哲学さえ感じますよ。
「自分でやれるだけやる。そして最後は天命にゆだねる」
人生もまた然りなのではないかと…。     TOON和尚

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4月焼き上がり!

2017年04月01日 20:14

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京都造形大学の美術科に陶芸コースがありまして、そこに通信教育のシステムもあるんです。
たとえば働いている人でも単位が取得出来る、というようなシステムですね。
この春、陶音会員のSさんがその京都造形大学陶芸コースを無事卒業となりました!
仕事を持ちながら大学を卒業するのは間違いなく大変なことです。途中で頓挫する人も多いと聞いています。
よく頑張ったなと思いまして、その卒業制作展を先日京都に観に行ってきました。

美術大学の卒業制作展というものは、なかなかエネルギーのこもった空間なんです。
多くの美術学生たちは、「卒業単位のために」というだけで一生懸命制作するのではありません。
そこに自己顕示をしるすんです。「これが私です」と人に自分をさらすんです。そういう場なんです。
なので、大体の人がみんな必死で作っているはず。クタクタにくたびれるぐらいに。
なので、とにかく。暑苦しい空間なんですよ!観る側もエネルギーがいるんですよ!(笑)
僕は、久しぶりに観る卒業制作展だし、こりゃエネルギーがいるぞ!と思い、まずは大学向かいにある「天○○品」の本店でこってりラーメンを食べてから会場に乗り込みましたー。

熱を放つ作品群の中で、Sさんの作品が遠目に目に入ってきて安心しました。
「あ、こりゃいいわ」
近くで観ると○○賞ってのも貼ってある。なんかの賞までもらっている様子です。
「よかったよかった」とても満足!
その後、ゆっくり会場を観て回って、会場の熱量を楽しみました。
少し疲れたけど、天○のラーメンパワーのお陰ですべてを観れました(笑)
大満足の熱い展覧会でした。
後日当人から「陶音きっかけで入学し、卒業した」なんてことを言ってもらえて、これまたとても嬉しく思いましいた◎

そうそう最近、会員の方々で「自分が作った陶器で人が喜んでくれた!嬉しい!」みたいな話をちょくちょくに耳にするんですよね。
ものつくりは、「自分で作って楽し、満足、にっこり!」これが基本で、これで十分とも言えるんですよ。
なのに、更に人に喜んでもらえたりしたら、そりゃ嬉しいですよね。幸せですよね。
僕がなにをした訳ではないですが、その幸せに多少なりとも関われるのは、なんか嬉しいです。みなさんありがとうです!

「たかが陶芸。されど陶芸!」僕はあらためてそう思ったりしますよ。
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※5月の焼成は還元(RF)です


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