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10月焼き上がり

2018年10月05日 16:31

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「あ~」
ある会員さんから思わず声があがる。崩れていく器を見つめながら…
これで二度目の失敗。
しめの台詞はこれ。
「心の傷がいえた頃にまたチャレンジします(-_-;)」
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上の写真二枚は「粉引」という呼び名の伝統的な技法で装飾しています。
手順は、赤土をベースに形作り、高台削りをする。ここまでは普段と同じ。
ここから素焼き前の生乾きのタイミングで白化粧(白い泥)にドボンと浸けこむ。つまり、赤土の表面に白土をコーティングするわけです。
素焼き後は土灰釉など透明系の釉薬を釉掛けして作業は終了。これだけです。
窯焚きは、還元焼成で焼けば写真のもののように黒い鉄分が表面に浮いてきて表情を作ります。
その他、御本手(ごほんで)と言って白化粧の部分が薄いピンク色にところどころ色づいたりする現象もみられます。
それによって単調な白ではなく、複雑な色調の白い器に焼き上がります。
この技法、単純な作業ですがなかなか手強いんです!
なぜかというと、生乾きの状態で白化粧に浸けこむので土が溶けてくるんですね。これが手強い!
まず手際よく行わなくてはいけない。モタモタやると水が回って潰れてきます。
あと、器の生地が薄過ぎたら、これもやはり水が回って数分後に潰れてきます。
一生懸命に形作りをした器が、「グシャリ」これでおしまいです。

僕はですね、この技法がとても好きなんです。
焼き上がりの雰囲気も好きだし、一発勝負の手順も好きです。
「重い器は嫌なので軽くしたい。でも薄くし過ぎると潰れてきてしまうし…」の、丁度よい塩梅を狙っていく。
粉引作業中はドキドキハラハラです。
一生懸命形作りした日々の走馬灯を思い浮かべながら…「どうか神さまお助けー」って感じですよ(笑)
刺激が欲しいそこのあなた!粉引おすすめ!
気になった方、お気軽にご相談を。
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9月焼き上がり!

2018年09月07日 18:00

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台風災害の影響で、僕の住む自宅界隈は今日で3日目の停電生活となりました。
水シャワーを「エイッ」とこらえて浴びることや、ロウソクの光で食事をする生活も少し慣れてきたように思います。

自宅から自転車で数分のところに、我がオンボロ陶芸工房があります。
古い家の内装をDIYして陶芸制作が出来るようにした一軒家です。
今回の台風で、窓ガラスを2枚割られ、縁側のトタン屋根部分は見事に全部壊されてしまいました!トホホ…。
とはいえ、亡くなられた方、大けがをされた方もおられる大災害でしたので、怪我もなく元気で過ごせること自体にありがたさを感じずにはいれません。

大した災害を経験したことがないもので、わたくし若干なめておりました…(汗)
当日は台風対策のため「工房の雨戸を閉める。飛んでいきそうな物を止める」の備えはしました。
が、その後一人工房内で作陶作業をしながら台風が去るのを待とう!という計画でいたんです。
これがためになかなか恐ろしい思いをしました…

「あっ停電。さては陶芸どころではないな…」
そのうち、隣の瓦が飛んできて、うちのトタン屋根が破壊される音、窓ガラスが割れる音が鳴り響きだす。ヤバい(汗)
古い木造の家なので、最悪の場合屋根など吹き飛ぶ可能性があるかもしれないと思い、まずそれに備えて身を守ることを考えました。
「冬物が押入れにある。革ジャンを着よう。最悪のときガラスや雨はこれで多少は防げるはず!靴は履いておこう。崩れたらすぐに動ける。よしこいっ!」
それでも風はビュービュー更に不安を煽ってくる。心拍数が上る。
「これ、いつまで続くんやろ?情報が欲しい。スマホでチェックをしてと…」
「あっ。充電がない!アカン!やってしまった。おいおいバカバカ」
「そうや!ウォークマンのFMラジオがある。聞いてみよう」
『キャンユーセレブレ―ト♪キャンユーセレブレ―ト♪トゥナーイ』
「おいっ!安室ちゃんっ!聞きたい情報とちと違うな、ちと違う!」
でもそのうちに…
「キャンユーセブレー♪キャンユーセブレ-♪トゥナー」歌ってみる。
「うん。歌って結構心静まるもんだな。ありがとう安室ちゃん!キミは最後までやはりスターだ」
でも、安室ちゃんの歌も終わると…
「ああ。こんなところで一人なにしてるんだ…。家のみんな大丈夫かなぁ…。怖がりの娘大丈夫かなぁ…」後悔が頭をよぎる。
「まあ、しゃーない。なるようにしかならん!よし、この先エネルギーがいりそうだ。そういえばお腹ぺこぺこだ…」
「あっ」
これまたうかつにも…。電子レンジで温めるタイプのあんかけ焼きそばを用意してしまった…(汗)停電だっつーの!
これをきっかけに、なんか急に逆切れモードにスイッチが入る!
キッチン向かいにあるガラス窓が気にはなるのだが、「よっしゃこいやー!ガラス割れろやー!」とか言いながらあんかけ焼きそばを強引にフライパン調理!
へんなテンションのまま無事食事終了!そうこうしていると少し風の勢いが弱くなる。
少し気持ちが緩んでホッとしたらソファーで数分間寝落ちしていました。
家の外で騒ぐ子供たちの声で目が覚める。
『わっ!ここもやられてるー!うーわっ!ここもやぁー!!!』
なんか楽しそうだなぁ。無邪気な子供たちの声になんとも癒されました。

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8月焼き上がり!

2018年08月05日 15:06

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あれは小学5年生のとき…
担任になった先生が学期の始めに僕たちに言うんです。
「勉強のテストでいい点をとった人。体育でいい記録をだした人。特別なよい行いをした人に、このシールをプレゼントしていきます」
それは、王冠の形をした銀色のピカピカしたステッカーシールです。
できのいい子たちは躍起になってはしゃぎます。「俺が、私が一番シールもらうっ!」と。
普通ぐらいの成績の子たちも「よし。がんばる!」こんな感じ。
ところが、これといって勉強も運動も出来ない、いわゆる出来の悪い子たち数名は「これはまずいことが始まるのでは…」と嫌な予感を察知するのです。
で、ぼくはその中の一人でした(涙)

「あー、困ったなー。オレもう貼るところねーし!」
こんな感じで、1学期も中盤を過ぎると、人によっては道具箱やカンペンケースに銀のシールが沢山貼ってある。
そんな中、僕のカンペンケース、道具箱はほんの一枚のシールも貼られていない。
なんとも気恥しく、人に見られたくない状態。
自分と同じ状況だと思われる子のカンペンケースの状態を横目でチラリと見やり安心を得ようとする。
でも、その安心もつかの間…
『あ、あいつ、とうとうシールもらったのか…』冷汗を流す。
そして…
「えっ、まだ一個もないん?えっ、マジでマジで?なんでなんなんでなん?」
いつの時代もいるんです。デリカシーのない人。意地悪な人。
気が付けば教室に居心地の悪さを感じだす…。

「シールがないと認めてもらえない!欲しくてたまらない!」こんな心理状態のまま1学期も後半に…。
心囚われ奪われ、挙句の果てに「どっかで王冠シール売ってないかなぁ」と、バカな妄想するところまでいく。
これはもはや「ヒーローの勲章が欲しい!」というものでもなく、ただただ体裁を保ちたいだけなんです。
そんな日々の中、夏にチャンスが訪れます。水泳の授業です。
人より特別泳げるというわけではないけど、泳ぐことは不得意ではない。そこしかチャンスがないことを自分でわかっていました。
必死で泳いで、人より沢山泳いでシールを始めてもらいました。
先生からシールをもらうときは、「嬉しい」という感情よりも、僅かな「安堵感」という感じに近かったのではないかと思います。
どこにしようか迷ってカンペンケースの内側にそっと貼りました。
そして、やはり5年生最後の日まで僕の王冠ステッカーシールはその一枚きりでした…

先日、帽子を買ったんです。キャップを。
最近の若い人って、買った時に帽子のツバのところに貼ってあるステッカー、あれ貼ったままかぶる人多いでしょ。
調べてみると、ブラックカルチャーからの影響を受けたファッションスタイルらしいんです。
で、買った時に「いきってステッカー貼ったままかぶってみよか!若者ぶろか!」なんてテンション上がって思ったりしたんです。
でも…。ピカピカのステッカーを見ていたら思いだしてしまったんです。35年前のあの忌々しいクソ王冠ステッカーのことを。
すみやかにステッカーをはがし、丸めて捨てました(笑)

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7月焼き上がり!

2018年07月05日 22:34

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あのですね…。
はっきり言って先月はとてもきつかった!体調ズタボロ。
会員の方でご存知の方もおられると思いますが、日によっては立っているのもやっとの日もあった。(その節はごめんなさいね)

始めは歯茎の腫れから…
歯医者に診てもらいに行ったら「歯の骨が溶けている」というような大変恐ろしいことを先生に言われましてね…。で、治療開始。
抗生物質による影響もあったんだろうけど、そのうち歯茎に留まらず、首、腰などなど、体のいろんなところがどんどん調子悪くなっていく。ホントきつかった。

これは、単に「経年劣化による体調不良」これは勿論あると思う。
あると思うけど…きっとそれだけじゃないな。
もとをただせば、心の状態。つまり「ストレス」などもきっと関係していたと思います。(心当たりもあるし…)

えーと、なになに。先月のブログを読み返してみるとですねぇ…。
うん、なるほど!これはきっと自分自信に書いたんじゃないかな。強がって(笑)
大人になんて簡単になれない!(翌月に真逆を平気でいうの巻)
なったつもりでも、ほらごらんなさい。体が悲鳴をあげておる。
どうしても仕方がないときもあるけど…
やっぱり、必要以上に無理したらあかんね。頑張ったらあかんね。我慢したらあかんね。
体は正直者!思い知ったぞ体くん。キミには勝てない!

セロトニントランスポーター(ポジティブ遺伝子)低めだと思われる僕もこれを機に改心します!
今月から自分いたわり委員会の会長になりますので。
今月から自分ゆるしキャラ。そう、「ゆるキャラ」でいきますので。
(よしこの調子やっ!訳のわからんこと言ってみんなにキョトンとされたとしても自分が面白ければいいのだ!ゆるキャラなのだ!ゆるキャラ超うけるー!なのだ)

って感じでして。体調もお陰さまでいい感じになってきました。
心配してくれて、優しくしてくれて、みんなありがとう!
各々いろいろあるだろうけど。この教室の土やら人やらで、なるべく温まろうね。

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6月焼き上がり!

2018年06月02日 18:34

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若き日の、本当に嬉しいことがあった翌朝は…
目覚めて間もなく心地よい鼓動が脈打つ音を感じる。
鼓動はまるで、喜びの太鼓のよう。
眠気なんて早々に吹き飛んで、内側から湧いてくる喜びをニタニタしながら布団の中でかみしめる。
そののちに起き上がり優雅な気分で目覚めのコーヒーでも飲めば、「生きてる!」なんて台詞が自然に口からこぼれてくる…。
そんな感じの朝だろう。

若き日の、本当に悲しいことがあった翌朝は…
目が覚めてからまず、昨日の出来事が現実であったことを受け入れる試練から始まる。
「やっぱり夢じゃなかったのか…」そんな風に思うと、また悲しみが込み上げてきて、天井の一点を見るでもなく力なく見つめる。
また眠気が来れば流れに沿う気でいるのだが、残念ながら現実社会の様々な生活の音が嫌でもまた生きること促してくる。
なので仕方なく青い顔を洗う…。
そんな感じの朝だろう。

近頃は、とんとこんな朝に出会っていない気がする…。
残念だな。いや、ありがたいな。
まあ、しかし…
心に毛でも生えたんかな?
鎧をまとうのが上手くなったんかな?
感受性が鈍感になったんかな?
あっ、チャレンジの数が減ったんか…にゃー。これは違うと言いたい!
四面楚歌の世の中で一喜一憂することなど言語道断の過ち、と悟ったんです!なんてね。
でも、うん。こんな上手に四字熟語も使えることだし、これは僕も少しは大人になったってことちゃいますか。そうに違いない!
月日に感謝だな。
わっヤダね。なんでもかんでも、感謝感謝ね(笑)
大体この「感謝」って台詞が増えるっつーのはオヤジ化ですな!
自然と口から出だすのね。
でもまあ、許せるものごとが増えるっていうことは、格好悪いことではないかな。僕はそう思うけど。どうでしょね。
負け犬が「ワオ-ン」とでも言うてますかね。ワン(笑)

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