2015年05月21日 15:17










猫のトトは16歳雑種のメス猫。
子猫のときに拾って来てから、6年ほど同じ屋根の下で暮らしました。
その後、僕たちが台湾で生活することになったのを機に、妻の実家の岸和田の方へ預けました。
台湾での生活が思いのほか早く2年間で終わってしまって日本に帰ることになりましたが、その頃にはすっかりトトは岸和田に馴染んでいて、それ以来生まれ故郷でもある岸和田で今でも過ごしています。
名前のトトは僕が好きな映画「ニューシネマパラダイス」の主人公から付けたもの。
小さなときは、やたらとあまく噛み付く様な遊びをしかけてくる活発な猫で、僕も負けじとプロレス技みたいな感じで抑え込んだりして応戦。「どうだまいったか!」みたいなことを同じレベルでやっていました。その当時は自分の手が傷だらけになっても平気でした。「おまえには負けない」みたいな感じで(笑)
向こうも僕を遊び友達という感じで認識している感じがありましたね。
そんなトトも、今はすっかりおばあさん猫。
なんとなく足取りもおぼつかないし、ましてや噛み付いてくるような遊びなどしようとしません。
膝には今でも乗っかりたいらしく、隙を見ては乗ってきます。
その頭をよしよしすると気持ち良さそうに喉をゴロゴロ鳴らします。とても愛おしく思う瞬間です。
穏やかで、たそがれ時が似合う年頃。
「おまえは僕より先にそういう風にたそがれ時が似合っちゃったりする年頃になるわけね。猫だから。」
「トト、お互いに少し時間が経ったね。元気でいてよ」
よしよししながら心の中で呟きます。
僕の切実な願いを。
ペットを飼っている方なら、誰でもこんな気持ちわかるでしょ。

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