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11月焼き上がり!

2014年10月30日 20:37

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器の土の厚みがどれ位なのか、ぼくは触れば大体分かります。
高台削りで穴をあける確率も随分少ない。

大学から陶芸をやりはじめて気が付けば20年ほど経った。
やり始めた頃は、なんて難しくて、なんて面倒なんだろうと思いました。
若さゆえか、土という素材のまどろっこしさ(乾いたり、割れたり、縮んだり)に、まったくついていけなかった。
実際、3回生の終わりごろに大学をやめたいと先生に相談したことがあります。
「この素材ではうまく表現が出来ない。たのしくない。自分には性に合わないし、向いてない」と。
その時の思いの丈をぶつけました。
先生は、「そうか。そりゃ無理して続けることはない。何か他にやりたいことがあるならそれをやるのがいい。ただ、あと1年で卒業やし、せっかく受験して入ってきて3年間続けてきたわけだ。残り1年や。好きなものをなんでもいいから作ってから終わりにしても遅くないやろ?」
そんな風にうまく言われた(笑)
僕がまだ若く未熟であるがゆえの悩みを先生は見抜いていたんでしょうね。
当時、学生とはいえども美術学生達はものすごくプライドをかけて、ものをつくることで周りと切磋琢磨の競争をしていましたから。当時の僕は力んでいたんでしょうね。負けたくない!って。
なので、まんまと先生の言葉で肩の力が抜けて、陶芸が楽しくなっていきました。
そのあたりから陶芸とのお付き合いがはじまったわけです。
今となれば、土の厚みや、土の乾燥ぐあい、焼きでの変化対応、などなど若い時にはうまく扱えなかったことが、あきらかに扱えるようになった。
くだらないことかもしれないけど、なにかを獲得するのはなんでも簡単なことじゃないはずでしょ。なので、これは僕が生きてきて獲得したもののひとつです。
勿論、まだまだこれからですが、「継続は力なり!」この言葉は身を持って体現出来ている気がする。
なんといってもその先生に感謝だなー!

「芯出しが出来ない」「菊練りが出来ない」などの方々。
いつか必ず出来ますよ。続ければ。
くだらないことでも出来ないことが出来るようになることは、植物に花が咲くような感じ。
意味がどうのとか、役に立つとかいうよりは、綺麗で嬉しい。ただそれだけのことなんですけどね。
でも、花が咲いて嬉しくない人はあまりいないはず。

土はきっと人におおらかに生きることを教えてくれる素材です。
いいやつですよ。



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