2019年12月15日 19:16











『大人だろ勇気をだせよ。大人だろ知ってるはずさ。悲しいときも涙なんか、誰にも見せられない』
『大人だろ勇気をだせよ。大人だろ笑っていても、暗く曇ったこの空を隠すことなどできない』
これは、RCサクセションの『空がまた暗くなる』という曲の一節です。
作詞は、今はなき忌野清志郎さんが書いたもの。
「悲しいときも涙なんか見せられない」けど、「笑っていても曇った空を隠すことなどできない」
なんと不自由な大人の世界。
そして、そんな大人のお悩みの処方せんを清志郎さんはサビでこう歌う。
『ああ、子供の頃のように、さあ勇気を出すのさ。きっと、道に迷わずに君の家にたどりつけるさ』って…。
皮肉なものだ。
「大人だろ?」と言っておきながら「子供の頃のように勇気をだすのさ」なんて!
でも、まあ、その通りかもしれない。
足す勇気なのか、引く勇気なのか、受け入れる勇気なのか、はたまた、嫌われる勇気なのか…
勇気もいろいろあるけれど、いつの時代も勇気が新たな扉を開く鍵なのは間違いない。
まだ、痛みを知らない子供の頃のような勇気が出せたなら、あとほんの少しだけ勇気が出せたなら…
解決する問題は非常に多いんでしょうね。
ところが、なかなかそれができない。なんでやろ?
それはきっと「痛いのが恐いから」ではないでしょうか。
勇気を出した結果、痛みを伴うおそれがあることもまた確かだから。
「嫌な刺激なく安全安心に過ごしたい」というのは、きっと本能なんでしょうね。母ちゃんのお腹の中は温かかったもんね。
それなのに人が勇気を出して進もうとするのは、その先に新しい温もりがある可能性があるからなのでしょう。
「感情で動かない。先を見越す。可能性を信じる。強い気持ちで進む。」
人類が理想とする人間像はきっと「賢者」ですな。賢い人。
つまり、勇気は知性なわけだ。
うん。そう考えると、ちょっとわしゃ本能的に生き過ぎたんでないかい?
随分感情で動いてきちゃって、しかも確実チキンハートだ。(昨日1人でおしゃれめな喫茶店行っただけで恥じらいの汗出た)
こりゃいかんね。
ぼちぼち知恵しぼろうか…
「はい!もう遅しです!残念賞ー!」とか、どうか言わないでね神様。
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